IR推進法案とはホテル・カジノ・劇場・レストラン・温浴施設・映画館・ショッピングモール等が集まった統合型リゾート(IR)の営業が可能になる法律のことです。正式には「統合型リゾート整備推進法案」と呼ばれています。
日本では許可されていなかったカジノを営業できることから「カジノ法案」とも呼ばれていますが、全国で自由にカジノ店を開くことができるというものでは無いので勘違いしないようにしておきましょう。
統合型リゾートは「訪日外国人による経済効果」「雇用促進」「地域活性化」などのメリットがある一方で、「ギャンブル依存症の増加」「治安の悪化」「マネーロンダリングへの悪用」などのデメリットが懸念されています。
IRの候補地としてはいくつもの自治体が立候補していましたが、最終的には大阪府と長崎県の2つに絞られました。
IR開業候補地
- 大阪府大阪市此花区「夢洲(ゆめしま)」
- 長崎県佐世保市「ハウステンボス」
このうち大阪府は既に政府からの認定を受けているため、日本初のIR施設となる可能性が高いです。
一方の長崎県は資金調達元が不安定であるという懸念があり認証されませんでした。