今回はポーカーで使われる役の種類と強さを解説していきます。
約100種類以上のルールがあるポーカーですが、ゲーム内で使われる役の種類や強さは共通しているため、役さえ覚えてしまえば他のルールでも遊ぶことができます。
実際のポーカーでは「自分はどの役が狙えそうなのか?」ということを考えながらプレイする必要があるため、この記事で役の成立条件と強さを覚えておきましょう。
【基礎】ポーカーにおけるトランプの優劣
役を説明する前に「ポーカーにおけるトランプの優劣」を説明しておきます。
弱い| 2<3<4<5<6<7<8<9<10<J<Q<K<A |強い
また、トランプの絵柄(スート)は優劣に関係ありません。(※日本では絵柄の優劣が決められていますが、海外では使われていません。)
数字の優劣は「参加者同士で役が被ったとき」に勝敗を決めるために使います。
ランドカジノのように複数人でプレイするポーカーでは使う機会が少ないですが、ディーラーと1対1で戦うオンラインカジノのライブゲームでは使うことも多いため、覚えておきましょう。
ポーカーの役の種類を弱い順に紹介!
ポーカーの役を弱い順に紹介していきます。
ポーカーの役の名前はなんとなく見たり聞いたりしたことがある方も多いかと思います!
ハイカード(ノーハンド)
いずれの役も成立していない手札をハイカード(ノーハンド)と呼び、日本語では「ブタ」という呼び方が一般的です。
ポーカーにおける最弱の手であり、オンラインカジノのビデオポーカーではハズレとされているため払戻金が発生しません。
ハイカードは手札の中で1番強いカードを使った呼び方があり、最も強いカードがAなら「エースハイ」、Qなら「クイーンハイ」と呼びます。
ハイカードの発生確率は50%。ハイカード同士の勝敗は「最も強い数字」を比較し、最も強い数字が同じ場合は次に強い数字を比較して判断する。
ワンペア
5枚の手札のうち、同じ数字が2枚ある状態をワンペアと呼びます。ちなみにスート(トランプの絵柄)が同じである必要はありません。
ワンペアは高確率で発生するため、通常のポーカーでは勝負できるような手ではありません。またビデオポーカーにおいてもハズレとされています。
ワンペアの発生確率は42.25%。ワンペア同士ではペアの数字を比較し、ペアが同じならキッカー(ペア以外の数字)を比較して判断する。
ツーペア
5枚の手札のうち、同じ数字のペアが2つある状態をツーペアと呼びます。同じスートが揃っている必要はありません。
ツーペアからはようやく”まともな役”と言えますが、勝負をするにはまだ頼りない手です。
ツーペアの発生確率は23.50%。ツーペア同士では数字が強い方のペアを比較して勝敗を判断する。強いペア同士が引き分けならもう1つのペア、次にキッカーを比較する。
スリーカード
5枚の手札のうち、同じ数字が3枚とキッカーが2枚ある状態をスリーカードと呼びます。スートが揃っている必要はありません。
海外ではスリー・オブ・ア・カインドという呼び方が一般的であり、スリーカードと呼んでも伝わらない場合があります。
スリーカードの発生確率は2.1%。スリーカード同士の勝負ではスリーカード部分の数字を比較して勝敗を判断する。スリーカード部分が引き分けなら、キッカーの強い方のカードで勝敗を決める。
ストレート
5枚の手札が連続した数字になっている状態をストレートと呼びます。なおスートが揃っている必要はありません。
ストレートにおける最も弱い手は「A・2・3・4・5」であり、最も強い手は「10・J・Q・K・A」となります。
Aだけは最弱にも最強にもなるので、Aの扱い方にだけは気を付けてください!
ちなみに「Q・K・A・2・3」のようにKと2の間を跨いで、ストレートが成立することはありません。
ストレートの発生確率は0.39%。ストレート同士の勝負では最も高いカードを比べる。もし最も高いカードが同じ場合、必然的に他のカードも同じとなるため引き分けとなる。
フラッシュ
5枚の手札が全て同じスート(トランプの絵柄)で揃っている状態をフラッシュと呼びます。
スートだけが揃えば良いため、数字に決まりはありません。
フラッシュの発生確率は0.2%。フラッシュ同士の勝負では「最も強い数字」を比較し、最も強い数字が同じ場合は次に強い数字を比較して判断する。
フルハウス
5枚の手札が”3枚の同じ数字のカード”と”2枚の同じ数字のカード”の組み合わせになっている状態をフルハウスと呼びます。対象となるのは数字だけであり、スートに決まりはありません。
要するにスリーカードとワンペアがある状態です!
ポーカーにおいては比較的揃いやすく強い手なので、手札がフルハウスとなれば強気の勝負をかけていきましょう。
フルハウスの発生確率は0.14%。フルハウス同士の勝負ではまずスリーカード部分を比較し、それでも引き分けの場合はペア部分を比較する。
フォーカード
5枚の手札のうち、同じ数字4枚とキッカー1枚の状態をフォーカードと呼びます。なおスートが揃う必要はありません。
ちなみに海外では「フォー・オブ・ア・カインド」または「クワッズ」と呼ばれており、フォーカードと言っても通じません。
またジョーカーを使用するポーカーではフォーカード+1枚のジョーカーで「ファイブカード」となることがあり、これはロイヤルストレートフラッシュよりも強い手とされています。
フォーカードの発生確率は0.024%。ハイカード同士の勝敗は「最も強い数字」を比較し、最も強い数字が同じ場合は次に強い数字を比較して判断する。
ストレートフラッシュ
5枚の手札が同じスートかつ5枚の数字が連続している状態をストレートフラッシュと呼びます。
ストレートフラッシュとなる手札は最弱である「A・2・3・4・5」から最強である「9・10・J・Q・K」まで9パターンがあり、これに4種類のスートがあるため、全部で36パターンとなります。
なお「10・J・Q・K・A」が含まれない理由は、ロイヤルストレートフラッシュというより強い手となるためです。
発生確率は0.00139%。ストレートフラッシュ同士の勝負では最も高いカードを比べる。もし最も高いカードが同じ場合、必然的に他のカードも同じとなるため、引き分けとなる。
ロイヤルストレートフラッシュ
5枚の手札が同じスートかつ「10・J・Q・K・A」である状態をロイヤルストレートフラッシュと呼びます。数字は固定されているため、パターンは4種類しかありません。
ポーカーにおける最強の手であるため、可能な限りのベットをして勝負をしましょう。またビデオポーカーでもロイヤルストレートフラッシュには1000倍近い配当が定められています。
ロイヤルストレートフラッシュの発生確率は0.00015%。ロイヤルストレートフラッシュ同士の勝負は必ず引き分けとなる。
まとめ
ここまでポーカーの役の種類と強さについて説明しました。
ロイヤルストレートフラッシュはポーカープレイヤーの夢であり、1度は揃えてみたい手札です。
オンラインカジノではいかにレアな役を作るかが重要となるため、手札が配られた時点で「どの役を狙えそうか?」ということを判断してカードの交換を行いましょう。