今回はブラックジャックで使われている9種類のカードカウンティングを紹介します。
カウントの仕方やグループ分けに違いがあるので、自分が使いやすい方法を探してみてください。
9種類のカードカウンティングを一覧で紹介
ブラックジャックで使われているカードカウンティングは主に以下の9つです。
なお難易度が簡単な順に紹介しています。初心者の方はカジュアルシステムもしくはハイローシステムから始めてみてください。
それではカウンティング手法を簡単に説明していきます。
カジュアルシステム(初心者向け)
カジュアルシステムでは排出されたカードを細かく分類することはしません。
排出されたカードが全体的に小さければプレイヤー有利、排出されたカードが全体的に大きければディーラー有利となります。
感覚的に大雑把な分類をします。誰でも簡単にできるからカジュアルシステムと呼ばれているんだろうね!
正確に集計を行うカウンティングよりも勝率は劣るかもしれませんが、ブラックジャックを楽しみながら遊びたい人にとってはオススメの手法です。
ハイローシステム(初心者向け)
ハイローシステムでは排出されたカードを「プラス1点」「0点」「マイナス1点」という3つのグループに分けて計算します。
合計点がプラスになっている状況では、ブラックジャックを狙えるカードが多く残っているため、プレイヤーが有利です。
一方で合計点がマイナスになっている状況では、プレイヤーはブラックジャックを狙いずらく、またディーラーはバーストしずらくなるため、ディーラーが有利となります。
KOシステム(初心者向け)
KOシステムでも排出されたカードを「プラス1点」「0点」「マイナス1点」という3つのグループに分けて計算します。
ハイローシステムよりもプラスのカードが広くなっているのが特徴であり、少しバランスが悪い手法とも言えます。
そのため、プレイヤー有利と判断するには少なくとも20点以上を目安としましょう。
Aサイドカウント(初心者向け)
AサイドカウントとはAを単体でカウントするものであり、ほかのカウンティング手法と組み合わせて使います。
Aはプレイヤーがブラックジャックを狙う上で必須のカードです。そのため、Aがどれだけ消化されているかどうかはプレイヤーの勝率に直結します。
例えばハイローシステムでAサイドカウントを使うとします。合計点が高ければプレイヤー有利ですが、加えてAの排出枚数が少なければ、よりプレイヤー有利の状況だということになります。
トゥルーカウント(中級者向け)
トゥルーカウントとはシューに残っているカードをカウントするであり、ほかのカウンティング手法と組み合わせて使います。
カウンティング合計値とカード残数を使って勝ちやすさを計算します。
カウント値÷カード残数=トゥルーカウント
トゥルーカウントの値が大きいほどプレイヤーが有利な状況となります。
カウント合計値 | カード残数 | トゥルーカウント |
---|---|---|
+3 | 48 | 0.0625 |
+3 | 36 | 0.0833 |
+3 | 24 | 0.125 |
+3 | 12 | 0.25 |
同じカウント合計値でもカード残数が少なくなるほどトゥルーカウントが大きくなるため、勝率も上昇していることが分かります。
レッドセブンシステム(中級者向け)
レッドセブンシステムでも排出されたカードを「プラス1点」「0点」「マイナス1点」という3つのグループに分けて計算します。
ハイローシステムがベースとなっており、7だけがマークによって扱いが異なります。
またスタート時はカウント合計数を0ではなく、-2から始めなければいけないという点も覚えておいてください。
ハイオプトワン(中級者向け)
ハイオプトワンでも排出されたカードを「プラス1点」「0点」「マイナス1点」という3つのグループに分けて計算します。
ハイオプトワンではプレイヤーが有利となるAをカウントせず、10となるカードのみをプレイヤー有利カードとして集計します。
Aサイドカウントと合わせて使うことで、10の残数とAの残数を分けて把握することが出来るため、よりブラックジャックを狙いやすいカードカウンティング手法と言えます。
ハイオプトツー(上級者向け)
ハイオプトワンでも排出されたカードを「プラス2点」「プラス1点」「0点」「マイナス2点」という4つのグループに分けて計算します。
ハイオプトツーは、ハイオプトワンをベースにして細かい集計が出来るように改良したカウンティング方法です。
点数に差をつけることで、より精度の高いカウンティングができるようになっています。
ゼンシステム(上級者向け)
ゼンシステムでも排出されたカードを「プラス2点」「プラス1点」「0点」「マイナス2点」という4つのグループに分けて計算します。
グループ分けが複雑ですが、安定性や信頼性が最も高いカウンティング手法です。
最初からAサイドカウントの要素が組み込まれているシステムとなっているため、トゥルーカウントと合わせて使いましょう。
まとめ
ここまでブラックジャックで使用されている9種類のカードカウンティング手法を紹介しました。
カードカウンティングを使う際に重要なのは使用されるデッキ数と残り何枚でシューが交換されるかを把握することです。
カード交換が早いブラックジャックではカードカウンティングを使えないため、カウンティングを行う前に確認しておきましょう。