バカラの罫線とはゲーム結果をまとめた表のことであり、罫線を見れば勝ち数や順番が分かるため、テーブルにおけるゲームの流れや勝率を把握するために使われます。
理論上はプレイヤーとバンカーの勝率は五分五分ですが、実際にはギャンブル特有の流れや波のようなものがあるため、一時的に勝率が偏ることは珍しくありません。
バカラの罫線を使った攻略法とは「罫線から出目の流れを読み取って賭ける」というのが基本となります。
ここではバカラの流れを読むために必須となる罫線について、見方や使い方を解説しているので、攻略法の1つとしてぜひ参考にしてください。
バカラの罫線とはゲーム結果を記録した表のこと
バカラの罫線とはバンカー・プレイヤー・タイの回数と順番を記録した出目表のことであり、丸や斜線を使って表示されます。
罫線ではプレイヤーの勝利・バンカーの勝利・引き分けが一覧で分かるようになっており、加えて連勝や点数なども確認することが可能です。
なおゲームスタート時とは現在のデッキを使い始めた最初のゲームであり、デッキが交換されると罫線もリセットされるので、罫線を確認するにはある程度ゲームが進んでいる必要があります。
罫線を使えば確率では分からないゲームの流れや偏りを確認することが出来ます!
バカラの罫線は基本と応用の2種類がある
バカラの罫線は5つの種類(大路・珠盤路・大眼仔・小路・甲由路)があります。
また5種類の罫線は表記する内容によって基本と応用の2種類に分けることが出来ます。
基本となるのは大路と珠盤路の2つです。大路と珠盤路は勝ち・負け・引き分けの回数や順番をまとめた表であり、罫線と言えばこちらを指します。
応用となるのは大眼仔と小路と甲由路の3つです。大眼仔・小路・甲由路は、大路や珠盤路の中から特定の動きのみを抜き出した罫線であり、基本的に大路とセットで使います。
応用編の3つについては基本に慣れる前から使うのは難しいため読み飛ばしても構いません。まずは基本となる大路と珠盤路の見方を完璧にしていきましょう!
【基本】大路(ダイロ)の見方
大路(ダイロ・ダァルー)はゲーム結果を一覧で表した罫線であり、「赤丸をバンカー」「青丸をプレイヤー」「緑の斜線をタイ」として記録していきます。
記録は左から右へと進めて行き、バンカーとプレイヤーの勝利が変わったタイミングで次の列に移動します。
バカラの罫線といえば大路であり、以降で説明する大眼仔・小路・甲由路は大路とセットで使用するのが基本です。
タイを表す斜線は1マスを使って表示するのが一般的ですが、カジノによっては1つ前のバンカーやプレイヤーに重ねて表示する場合もあるので覚えておいてください。
【基本】珠盤路(チューチャイロ)の見方
珠盤路(チューチャイロ)はゲーム結果を一覧で表した罫線であり、「赤丸(B)をバンカー」「青丸(P)をプレイヤー」「緑丸(T)をタイ」として記録していきます。
左上から下に向かって勝ち・負け・引き分けを記載していき、列が埋まったら次の列に移動します。
また珠盤路はアルファベットの代わりに数字が入っていることもあり、その場合は勝った方の点数を表しています。
例えば「赤丸の7」ならバンカーが7の手札で勝ったということ!
またバンカー・プレイヤー・タイをアルファベットではなく、漢字で表しているバカラもありますが、色は同じなので色で判断すれば問題ありません。
【応用】大眼仔(ダイガンチャイ)の見方
大眼仔(ダイガンチャイ)は、大路の最新の結果と1列前の同じ位置を比較して流れの違いをあらわす表であり、「赤丸は同じ動き」「青丸は違う動き」を意味しています。
大眼仔は1列前と比較するため、大路が2列目に移行して2回目の勝負から比較を始めます。ただし大路は2列目でも、大眼仔は1列目に記載していくため、混同しないように気を付けてください。
仮に「①バンカー②バンカー③プレイヤー④プレイヤー」という順に結果が出た場合、2列目の2回目となる④プレイヤーの結果から記録を始めます。
なお、この場合はお互いに2連勝したことになるので同じ流れです。そのため、大眼仔には「赤丸」が記載されます。
【応用】小路(シュウロ)の見方
小路(シュウロ)は、大路の最新の結果と2列前の同じ位置を比較して流れの違いをあらわす表であり、「赤丸は同じ動き」「青丸は違う動き」を意味しています。
小路は大眼仔と異なり「2列前と最新の結果」を比較していくことになります。大路が3列目の2回目で初めて記録が始まるので、大路と見比べるときに列を見間違えないように気を付けてください。
仮に「①バンカー②バンカー③プレイヤー④プレイヤー⑤バンカー⑥バンカー」という順に結果が出た場合、3列目の2回目となる⑥バンカーの結果から記録を始めます。
なお、この場合は2列前の①・②と同様に2連勝したことになるので同じ流れです。そのため、小路には「赤丸」が記載されます。
【応用】甲由路(カッチャロ)の見方
甲由路(カッチャロ)は、大路の最新の結果と3列前の同じ位置を比較して流れの違いをあらわす表であり、「赤斜線は同じ動き」「青斜線は違う動き」を意味しています。
甲由路では「3列前と最新の結果」を比較していくことになります。大路が4列目の2回目で初めて記録が始まるので、大路と見比べるときに列を見間違えないように気を付けてください。
大眼仔・小路・甲由路は比較する列が違うだけで、流れが同じか違うかを比較するというのは同じです。
そのため、応用編となる罫線を覚えるときは大眼仔から練習すると早く習得できます。
罫線で頻出する6つの形を覚えよう!
バカラの罫線にはよく現れる6つの形があります。なお全て「大路」で確認できる形となっているので、ここからは大路を前提に説明します。
罫線の形から今後の流れを読むことができることも多々あるので、ぜひ覚えておいてください。
落ちる
落ちるとは、大路でバンカーやプレイヤーの連勝が続くことを指します。
一般的に「勝ち負けを交互に繰り返していたのに突然片方の連勝が始まること」を落ちると呼ぶ場合が多いです。
横に走る・横面・テンコ・テレコ
横に走るとは、バンカーとプレイヤーが交互に勝っていること指します。
実際には赤い丸と青い丸がキレイに続くことは稀です。そのため、たまに連勝を挟みながらも全体的に交互に勝ちあうことが多い状態も走ると言って良いでしょう。
面(ツラ)
面(ツラ)とは、バンカーまたはプレイヤーのどちらかだけが多く連勝していることを指します。
要するに「片方だけ落ちている状態」であり、意外に面は実際のバカラでも頻繁にみかけます。
連勝
連勝とは、バンカーとプレイヤーの両方が連勝している状態を指します。
「落ちる」「面」「連勝」は混同しやすいですが、いきなり始まる連勝を落ちる、片方の連勝が続くことを面、両者の連勝が続くことを連勝、と覚えておきましょう。
ニコイチ・ニコニコ
ニコイチとは、バンカーとプレイヤーが2勝1敗を繰り返すことを指します。なおどちらが2勝でどちらが1勝というのは決まっていません。
ニコイチではどちらかに勝率が偏っている状態であるため、ニコイチのニコとなっている方を見極めて狙っていくことが重要です。
ドラゴン
ドラゴンとは、大路の縦6マスに入りきらない程の連勝を繰り返している状態であり、7連勝以降は一番下のマスを右に伸びていきます。
ドラゴンを最後まで完走できると大きな利益となるため、ドラゴンを回収できるような形で狙っていくのも大切です。
バカラの罫線は意味が無いのか?
バカラの罫線は確率の結果をまとめただけであり、数学的な根拠は無いので、言ってしまえば罫線を予想に使う意味がありません。
でも未だにバカラで使われ続けているのには2つの理由があります!
まず1つ目は運任せのゲームの中から特定の法則を見つけて遊ぶことでバカラのシンプルなルールに面白さを加えることができるためです。
単に2択を当てるだけなら別のゲームでも構いません。罫線や絞りといった隠し味を加えることで、バカラの面白さを高めていると言えます。
そして2つ目は何故か罫線を使った予想通りに動くことがあるからです。いわゆるギャンブルの波とも言われるものであり、流れを読み切って一夜で大金持ちになったという話もあります。
数学的に考えればバンカーかプレイヤーが出るかは常に1/2であり、流れなどは存在しません。しかし、確率を超えた何かがあるのがバカラであり、意味がないと切り捨ててしまう人は別のゲームで遊ぶことをオススメします。
まとめ
ここまでバカラにおける罫線の種類と見方について説明しました。
罫線はバカラ特有の表であり、バカラプレイヤーの中には独自の罫線攻略法を編み出して遊んでいる方も少なくありません。
それほどバカラと罫線は切っても切り離せない関係があるので、バカラで遊ぶ際はぜひ罫線を使った予想を楽しみながら遊んでみましょう。